響き合いネットワーク東京SP模擬患者募集

日本での始まり

1964年H.S.Barrowが米国で医師教育に模擬患者(Simulated Patient:SP)、の利用について報告したことに始まりました。  

1975年、聖路加病院の日野原重明先生がH.S.Barrowを日本に招聘し、講演会を行いました。1976年には模擬患者を連れてさいど来日し、模擬患者による教育セミナーを行ったが、わが国の医療現場には普及しませんでした。近年になって医師によるインフォームドコンセントや患者とのコミュニケーションの能力が要求されるようになり、模擬患者の医学教育への導入が進みました。


 そして、2005(平成17)年に(社)医療系大学間共用試験実施評価機構が設立され、「学生の能力と適性についての国共通の標準評価試験」として、臨床実習開始前の共用試験が行われるようになりました。この共用試験の一つに、「態度・臨床技能を客観的に評価するための臨床能力試験」があり、これをOSCE(オスキー:Objective Structured Clinical Examination)といい、このOSCEで模擬患者は患者役を演じます。そのほかに、3年、4年の学生の医療面接、いわゆる患者さんとのコミュニケーションの訓練などのお手伝いをします。

模擬患者としては、与えられたシナリオの患者になるために、その患者の病気についての勉強をします。そしてワークショップなどの医療面接の実習に参加して、学生の患者さんに対する医療コミュニケーションの訓練に協力します。そのためには、シナリオにある患者として「医師と患者さんとの信頼関係を築き、医療効果の向上に必要なコミュニケーション」についてフィードバックし、学生さんの「気づき」を引き出すのが模擬患者の役割です。

研修会

研修会では模擬患者役、学生役、評価者役の3人でロールプレイをし、模擬患者としての資質の向上を図っております。
この活動は基本的にはボランテァです。ですから外部の講師を配置した研修会では会員以外の方には参加費が必要です。
響き合いネットワーク東京SPの会の会員からは年会費を徴収していますので、参加費は必要ありません。 

詳しくは、事務局におたずねください。

研修会

人と話をするのが得意でない(下手)と思っているあなた、時間はあるが新しい人との交流がないあなた、会社で一生懸命働いていたが定年で家にいるあなた、子育ても終わり家にいるあなた、一度当会の研修会へ見学にいらっしゃいませんか。
いままでと違った方々との出会いが始まると共に遣り甲斐のある活動だと理解していただけると思います。

 仲間になって、コミュニケーションの力をつけませんか?

連絡場所:東京都中野区中央5-39-14-302
電話/FAX: 03-3380-1532/03-3380-1532
担当者:事務局長  神永 貞信